大川市は、福岡県南部から佐賀県東部に広がる筑紫平野の中央に位置し、筑後川が市の西部を流れ有明海に注いでいる。木製家具や建具の生産などの木工産業が盛んで地域を支えている。また筑後川と有明海の豊かな恵によってもたらされる水稲・いちご・海苔などの農水産業も盛んな地域である。
料亭・旅館三川屋は明治9年(1876年)創業の歴史ある料亭旅館である。
今回「令和5年度観光庁地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」を利用して旅館側の建替を行った。
旅館のシンボルであり、長年旅館を見守ってきたモチの木のある中庭を囲う形で建物を配置し、外観は建て替え前の雰囲気を受け継いだ蔵造り風としている。
客室はビジネス利用や合宿利用を考慮して、ダブルルームにもデイベッドを置いて収容人数を増やす工夫をしており、内装はシンプルなモダンな部屋と昔の欄間を内装に取り入れた和モダンの部屋となっている。
| 住所 | 福岡県大川市 |
|---|---|
| 構造 | 木造 |
| 階数 | 2階建て |
| 延床面積 | 869.33㎡ |
| 設計期間 | 2023年8月~2024年2月 |
| 工事期間 | 2024年2月~2024年9月 |
| 施工業者 | 株式会社大岡組 |

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